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産後、足や顔がパンパンにむくんで驚いたことはありませんか?
・産前は全然むくまなかったのに産後ひどくなった
・朝起きると顔がパンパン
・足首がなくなったみたいにむくんでいる
・指輪が抜けなくなった
産後のむくみは多くのママが経験します。
でも「仕方ない」と放置せず、原因を知って正しくケアすることで早く解消できます。
この記事では、循環器看護師として血液・水分の循環を学んできた私が、
産後にむくみがひどくなる本当の理由と、
育児の合間にできるセルフケアをわかりやすく解説します。

産後のむくみはいつまで続くのか
産後のむくみが始まる時期:出産直後〜産後2〜3日がピーク
出産直後から始まり、産後2〜3日が最もひどくなりやすいです。
点滴・出血・ホルモン変化が一度に重なるためです。
落ち着く時期:産後1〜2週間が目安
多くの方は産後1〜2週間で自然に落ち着いてきます。
ただし以下の場合は回復が遅くなります。
✔ 授乳中で同じ姿勢が続いている
✔ 塩分・水分のバランスが乱れている
✔ 睡眠不足・疲労が続いている
産後1ヶ月以上むくみが続く・急に悪化する場合は要注意です。
産後高血圧・心臓や腎臓のトラブルが原因になっている可能性があるため、
産婦人科に相談してください。
産後にむくみがひどくなる本当の理由
出産時の大量出血・点滴による水分バランスの乱れ
出産では大量の出血と大量の点滴が行われます。
出血によって体内のアルブミン(血液中のたんぱく質)が減り、
血管内の水分を保持する力が弱くなります。
その結果、水分が血管の外に漏れ出して組織に溜まります。
これがむくみの正体です。
点滴で大量の水分が入ることも重なり、
産後2〜3日は特にむくみがひどくなりやすい状態です。
女性ホルモンの急激な変化
妊娠中は「プロゲステロン」というホルモンが増えて
体内に水分を溜めやすい状態になっています。
出産後にホルモンが急激に変化することで、
この溜まっていた水分が一気に体に出てきます。
また授乳に関わる「プロラクチン」というホルモンも水分貯留に影響します。
授乳中はむくみが続きやすい理由の一つはここにあります。
授乳・抱っこで同じ姿勢が続き血流が悪くなる
授乳中・抱っこ中は長時間同じ姿勢をとります。
同じ姿勢が続くと血液・リンパの流れが滞り、
足や手にむくみが溜まりやすくなります。
特に足は心臓から最も遠い部位のため、
血液を心臓に戻す力が弱くなりやすく、
むくみが起きやすい場所です。
睡眠不足・疲労でリンパの流れが滞る
リンパは筋肉の動きによって流れます。
睡眠不足・疲労で体が動かない時間が増えると、
リンパの流れが滞りむくみが起きやすくなります。
産後は夜間授乳で睡眠が細切れになり、
体を動かす時間も減るため、リンパが滞りやすい状態が続きます。
むくみを放置するとどうなるか
むくみが慢性化して体型に影響する
むくみを放置すると、水分と一緒に老廃物が溜まり続けます。
足・顔・手まわりがずっとすっきりしない状態が続き、
体重が減っても見た目が変わりにくくなります。
血流・リンパの流れが悪くなり疲れやすくなる
むくみがある状態は血流が滞っている状態でもあります。
全身への酸素・栄養の供給が悪くなり、産後の疲れが取れにくくなります。
循環器看護師として血液の流れを見てきた立場から言うと、
むくみは「体のSOSサイン」です。
早めにケアすることをおすすめします。
むくみの改善には栄養面のケアも欠かせません。産後に不足しがちな栄養素についてはこちらで詳しく解説しています。
自宅でできるむくみケア5選
足を心臓より高く上げる

やり方
1. 仰向けに寝る
2. クッションや丸めた毛布を足の下に置いて足を15〜20cm高くする
3. 15〜20分そのままリラックスする
ポイント:赤ちゃんが寝たタイミングで一緒に寝転びながらできる

足を心臓より高くすることで重力を利用して足に溜まった血液・リンパを心臓に戻しやすくなります。
ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど血液を心臓に戻す重要な筋肉です。

やり方
1. 足首から膝に向かって下から上にやさしくさする
2. 手のひら全体を使ってゆっくり押し流す
3. 片足2〜3分を1日2〜3回行う
ポイント:授乳中に反対の手で片足だけマッサージするだけでもOK

強く揉む必要はありません。やさしくさするだけで十分リンパが流れます。
水分をしっかり摂る
「むくんでいるのに水を飲んでいいの?」と思う方が多いですが、
水分不足はむくみを悪化させます。
水分が不足すると体が水分を溜め込もうとしてむくみがひどくなります。
授乳中は特に水分が不足しやすいため、
1日1.5〜2リットルを目安に
水・麦茶・ハーブティーを飲むことをおすすめします。

カフェインを含むコーヒー・緑茶は利尿作用があるため授乳中は控えめにする方が良いです。
着圧ソックスを活用する
着圧ソックスは足のむくみ解消に最も手軽で効果的なアイテムです。
足を適度に圧迫することで血液・リンパが心臓に戻りやすくなります。
授乳中に座っている時間が長い方は特におすすめです。
選ぶポイントは2つです。
✔ 段階圧力設計(足首が最も強く、上に行くほど弱くなるタイプ)
✔ 20〜30mmHg程度の圧力(強すぎると血流を阻害することがある)
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塩分を控えてカリウムを摂る
塩分(ナトリウム)を摂りすぎると
体が水分を溜め込もうとしてむくみやすくなります。
産後は食事が外食・惣菜になりがちで
塩分過多になりやすいので注意が必要です。
同時にカリウムを摂ることでナトリウムを体外に排出しやすくなります。
カリウムが多い食材
✔ バナナ・アボカド・キウイ
✔ ほうれん草・さつまいも
✔ 豆類・納豆
むくみを早く解消するために栄養面でできること
たんぱく質を補給して血管内の水分保持力を回復させる
出産時の出血でアルブミン(血液中のたんぱく質)が
減ることがむくみの原因の一つです。
たんぱく質をしっかり補給することでアルブミンが回復し、
むくみが改善しやすくなります。
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産後のたんぱく質補給にホエイプロテインが向いている理由はこちらで解説しています。
鉄分を補給して血液の循環を改善する
鉄分不足は血液の酸素運搬能力を下げ、血流が悪くなります。
血流が悪いとむくみが起きやすくなるため、鉄分補給はむくみ対策にも有効です。
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鉄不足は腰痛・疲労感・むくみなど体のさまざまなトラブルにつながります。
まとめ
✔ 産後のむくみは出産直後〜2〜3日がピーク・1〜2週間で落ち着くのが目安
✔ 出血・ホルモン変化・同じ姿勢・睡眠不足が重なってむくみが起きる
✔ 1ヶ月以上続く・急に悪化する場合は産婦人科に相談する
✔ 足を高く上げる・マッサージ・水分補給・着圧ソックス・カリウム摂取の5つで改善できる
✔ たんぱく質・鉄分の補給でむくみの根本からアプローチする

産後のむくみは適切なケアで必ず改善できます。育児の合間に少しずつ取り入れてみてくださいね。
産後に不足しがちな栄養素を一覧で確認したい方はこちら↓





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